岩手県立大学事務局広報担当が、学生さんから推薦いただいた取組を取材し、紹介する取組です!
今回は、ソフトウェア情報学部3年阿部嵩生(しゅう)さんの活動をご紹介します。
阿部さんは、「NPO法人IRCプロジェクト」の代表を務めています。
同NPOは、岩手県から受託を受け、いわて県民情報交流センターアイーナにて、デジタル工作機器の貸し出しやワークショップを行う「ファブテラスいわて」の運営を行っています。
また、滝沢市教育委員会と共同で、市内全ての小学校でプログラミング授業を実施するとともに、ロボット・プログラミング教室「Robodemy」の運営も行っています。
そのほかにも、教育用ロボットの開発と教材開発・教育カリキュラムの作成や、ものづくりをする人たちが集まる「いわてメイカー展」の企画運営を行うなど、ソフトウェア情報学部での学びを生かし精力的に活動しています。
阿部さんは宮城県出身。中学時代から、ロボカップジュニアや宇宙エレベーター競技会などの多数のコンテストに参加しました。中学3年生からは、ロボットを使ったプログラミング教育に携わり、高校3年生でロボット体験イベントを主催するなど、大学入学前からロボットとプログラミング漬けの日々を送ってきました。
「東北地方の大学で、ロボットが研究できるから」という理由で岩手県立大学に進学。大学入学後は、水田を走り土壌検査をするロボットの研究をしながら、週末はファブテラスでロボット・プログラミング教室の運営を行っています。
今年の12月15日には、アイーナ4階の県民プラザでものづくりの愛好家が集まるいわて「メイカー展」を開催します。「ギリギリ役に立つ発明」でおなじみのカズヤシバタさんに講演をいただく予定です!出展者も大募集中です。
■岩手をロボット・プログラミングの聖地へ!
「岩手県出身の野球選手が活躍しているのは、実際に野球を学べるところがあったから。ロボットやプログラミングも、野球と同じように学ぶ環境ができれば、岩手から優秀なエンジニアを輩出することができる。ロボットで岩手を盛り上げていきたい!」と熱い思いを語る阿部さん。岩手県内の小中高生のプログラミング授業に、自分たちが作ったカリキュラムを普及させることを目標に活動しています。
阿部さんが運営するロボット・プログラミング教室「Robodemy」の生徒さんは、全国大会や国際大会への出場経験もあるそうです!阿部さんが子どものころに夢中になったように、「未来のロボット博士」を育てる阿部さんの活動はまだまだ続きます!
【活動概要、連絡先】
特定非営利活動法人IRCプロジェクト
https://ircproject.mirai-academy.com/
Robodemy
https://mirai-academy.com/
ファブテラスいわて
https://fabterrace.site/
いわてメイカー展
https://fabterrace.site/makerfesiwate/
【今後の活動予定など】
■岩手県立大学の大学祭で、オリジナルコースターや3Dペン、3Dプリンター、ロボットの体験会を実施します!ぜひ遊びにいらしてください。
■毎週土曜日に、ファブテラスでロボット教室を開催しています。ロボット教室ではロボットの設計・プログラミングを通してロボットサッカーを行うロボカップジュニアに参加し、3年連続で全国大会まで進んでいます。デジコンいわてなどにも参加し、最終選考まで残った実績があります。
■Robodemyでは、岩手県の子どもたちが将来優秀なエンジニアとして活躍することを目標に活動しています。
■12月に盛岡で開催される計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SICESI)で、研究成果の学会発表を行う予定です。
https://sice-si.org/si2024/
■研究室でつくばチャレンジにも参加しています。
https://x.com/HayatoTajiri/status/1818653788515000393
https://x.com/HayatoTajiri/status/1813570065113174272
■高校教諭向けのロボットプログラミング実習の講師をしました。
https://ib-takizawa.jp/event/550/
【阿部さんからひとこと】
ロボット教室を一緒に運営してくださる方を募集しています。ロボットやプログラミングをやったことがある方、そのほか一緒に活動してくれる方を募集しています。
お気軽に連絡ください!