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令和8年3月10日(火)、岩手県立大学看護学部において、福島裕子教授による最終講義が開催されました。四半世紀にわたり本学の教育・研究の発展に尽力されてきた福島先生の最後を飾る講義に、学内のみならず、地域医療に携わる卒業生や関係者も多数駆けつけました。
福島先生は、本学が開学してから今日に至るまで、母性看護学・助産学の第一人者として教鞭を執られてきました。
最終講義では、「生と性に向き合った四半世紀を振り返って」という講演テーマで、人間にとって最も根源的でありながら、時には語ることが難しい「生と性」にいかに向き合ってきたかを振り返られました。
特に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の普及と、一人ひとりの生き方・多様性を尊重する看護教育への情熱について、これまでの研究成果や現場でのエピソードを交えながら静かに、かつ力強く語られました。
四半世紀という月日は、社会における「性」への価値観が大きく変化した時代でもありました。福島先生は、その激動の中で「看護職が、いかにして個人の尊厳を守り、健やかな生の歩みに寄り添うべきか」を問い続けてこられました。
講義では、岩手の地域社会に根ざした活動や、ともに学んできた数多くの教え子たちとの思い出にも触れ、「看護とは、技術だけでなく、相手の人生の物語を共に大切にすること」という信念を次世代へと託されました。
講義の最後には、感謝の意を込めて学生や教職員から花束が贈呈されました。鳴り止まない拍手の中、福島先生は穏やかな表情で、これまでの歩みを共にしたすべての方々への謝辞を述べられました。
福島先生が本学に蒔いてくださった「生と性を慈しむ心」は、これからも多くの卒業生たちの手によって、地域や医療の現場で花開いていくことでしょう。
岩手県立大学看護学部教授。母性看護学・助産学を専門とし、長年にわたりリプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点から教育・研究に従事。地域における性教育の推進や女性の健康支援に多大な功績を残し、岩手県内の看護教育の発展を牽引してきました。
岩手県立大学では、福島教授をはじめとする優れた教授陣のもと、地域社会に貢献できる質の高い看護人材の育成に努めております。今後も本学の教育・研究活動にご注目ください。