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社会福祉学部ポリシー(平成26年度入学生以降)

社会福祉学部ディプロマ・ポリシー

 社会福祉学部では、本学の建学の理念、教育の特色、教育研究上の目的を踏まえ、人間の尊厳に対する深い理解に立ち、高度な専門的学識・技術とそれを総合する学際的教養を備えた問題解決能力の高い人材の育成を図り、本学学則に定める卒業要件に必要な年数以上在学し且つ単位を修得した学生を、次に掲げる『学生が卒業までに身につけるべき能力』を備えた者として、学位『学士(社会福祉学)』を授与します。 

学生が卒業までに身につけるべき能力

【社会福祉学科】

1 社会福祉の課題について、制度・政策の文脈において深く理解し、福祉の制度的構築やシステムの開発をとおして、福祉支援の基盤の形成に貢献できる。(福祉政策系)
2 社会福祉の課題について、コミュニティとそれを構成する集団のレベルで深く理解し、コミュニティを基盤とした福祉の開発と支援に貢献できる。(コミュニティ福祉系)
3 社会福祉の課題について、個人とそれを取り巻く諸環境の文脈において深く理解し、様々なレベルにおける援助技術を、個別支援において統合的に運用できる。(臨床福祉系)

【人間福祉学科】

1 社会福祉学の基礎をふまえて、人間の生涯発達上に生じる福祉的課題を深く理解し、課題解決にむけた具体的・実践的な支援ができる。(生涯発達支援系)
2  心理学的方法論の修得によって、人間の心理・行動を深く理解し、その理解を通して、福祉的課題において心理学的支援ができる。(福祉心理系)

社会福祉学部カリキュラム・ポリシー

【社会福祉学科】
 福祉政策、コミュニティ福祉および臨床福祉という3つの教育系において、個人を対象とした援助からコミュニティ・ケアの領域まで、直接的援助から福祉運営管理・制度政策レベルまで、福祉を統合的に捉え、支援するための理論と実践について学修します。

【人間福祉学科】
 生涯発達支援と福祉心理という2つの教育系において、社会福祉学の基礎をふまえて、社会福祉学の隣接領域にある諸科学の原理と方法論にもとづいて人間とその生涯発達の理解を深め、広範な福祉的課題に応用できる方法と技術について実践的に学修します。

 本学部が設定している下記の科目群を、各自が主体的に学修できるよう、入学時から段階的に履修指導を実施します。1年次は学科共通の科目(専門基礎)を中心として学修します。社会福祉学科では3年次前期に各教育系への配属が行われ、それぞれの教育系での学修へと移行しますが、学修の状況に応じて3年次後期に配属の変更機会が与えられます。人間福祉学科では2年次後期に各教育系に仮配属後、3年次前期から本配属となり、それぞれの教育系での学修へと移行します。なお、教員免許状および専門職資格の取得に関わる学修は、それぞれの資格課程に各自の選択で登録し、その指導を受けます。

1 専門基礎科目(主として1~2年次)
 専門基礎科目Ⅰは社会福祉を学ぶ上でのコアとなる基本科目、専門基礎科目Ⅱは専門研究の基礎となる諸科学の科目で構成され、必修または選択必修です。 

2 基幹科目(主として2~3年次)
 基幹科目Ⅰは学部に共通した社会福祉学の主要領域に関する科目、基幹科目Ⅱは学科や教育系の特色も反映した科目です。

3 展開科目(主として3年次)
 
教育系それぞれの専門分野に関する科目です。

4 発展科目(4年次)
 
4年間の学修成果を統合的に発展させる科目で、研究および演習と講義で構成されており、必修または選択必修です。

5 教職科目(1~4年次)
 
幼稚園教諭一種免許状の取得に必要な科目で、人間福祉学科においてのみ取得可能となっています。

6 資格科目(1~4年次)
 
社会福祉の専門職資格に関する科目で、所属する資格課程(社会福祉士、精神保健福祉士、保育士)の指導によって履修します。なお、社会福祉士および精神保健福祉士の国家試験受験資格は両学科において、保育士資格は人間福祉学科においてのみ取得可能となっていますが、取得できる資格の数と組み合わせには制限があります。