岩手県立大学 盛岡短期大学部

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生活科学科 生活デザイン専攻概要

「適切な住生活・衣生活を求める生活デザイン」

「生活デザインと環境問題」

近年のグローバル化した環境問題は、身近な衣生活や住生活と切り離して考えることはできません。例えば、住居の節電や省エネルギーだけではなく、「CoolBiz」・「WarmBiz」といった、衣服による温熱環境の調整も国によって呼びかけられています。特に岩手県などの東北地方は、寒さ、そして雪に対する対応を考えた生活をしなければなりませんし、高齢化の進む地域では、ユニバーサルデザインなどの福祉に関連することも考えなければなりません。

衣生活も住生活も、元を出させば人間を守るシェルターの一部です。現在の気候変動において、地域の気候風土や社会状況に対応するための快適な生活を得ることができる衣生活・住生活を考えることが急務です。

「教育内容と特色・資格」

生活デザイン専攻では、このような現在の環境問題について、衣デザインの歴史的背景や、衣材料の特徴などの観点から、現在の衣生活について学ぶと同時に、インテリアデザインや日本の木造住宅の変遷、あるいは住宅・まちづくり計画、住宅の構造などの観点から、現在の住生活・インテリアについて学びます。その上で、密接に関連している「衣生活」と「住生活」とを両者を同時に学びながら、地域の気候風土に根ざした衣生活や住生活を計画できる優れた人材の養成を主眼にし、幅広い教養に関する知見をも融合し、より多様化する将来の生活について、自ら考え、そして創り出せる人材の育成を目標としています。

生活デザイン専攻では、所定の科目を履修することで、卒業と同時に国家資格である二級建築士・木造建築士の受験が可能です。また在学中に、インテリアコーディネーターや福祉住環境コーディネーター、あるいは色彩検定、CAD検定などの資格取得も可能です。