岩手県立大学 盛岡短期大学部

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特色GP

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特色GPに採択されました

交流授業

文部科学省の平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)に本学国際文化学科の「自他の文化理解を柱とした国際文化教育」が採択されました。「特色ある大学教育支援プログラム」とは、平成15年度から導入された文部科学省による大学改革に関する新たな施策です。大学教育の改善に関する取組の中から特色ある優れたものを選定し、その事例を広く社会あるいは他大学に情報提供することで、今後の高等教育の改善に活用するものです。

本学は短期大学士課程の3つの部門の中から教育課程の工夫改善を主とする取組に申請し、当部門応募64件の中から採択されました。

採択理由

この取組は、地元自治体の期待を踏まえて、岩手県立大学盛岡短期大学部が掲げている「豊かな教養と国際感覚を身につけることにより、地域の国際化に貢献する人材を育成する」という教育目的を達成するため始められたものです。

開学当初からの教育実践の中で明らかにされたことは、豊かな国際感覚を培うためには英語運用能力だけでなく、日本語の文章を正確に理解し、自分自身の言葉で考え、表現できる日本語運用能力が基盤になることです。この考え方を基本に平成16年度から取り組みを始めたということでまだ実績は浅いのですが、現代の社会に求められている「多文化共生社会の中で主体的に活躍する人間」の教育に着実な成果をあげています。

その特色は、中核に海外研修旅行による異文化体験を据え、そこから日本語運用能力や英語運用能力および情報処理能力を高める学習意欲を引き出すことによって、学生が主体的に自他の文化理解を深める点にあります。学生自身の体験を通してそこから総合的な学習を目指すことは、現代の学生にとって最も有効な方法の1つと考えられますが、この点は他大学の参考になる優れた事例です。

また、この取組には8割の学生が海外研修旅行による異文化体験をしていますが、残り2割の学生をどうするかという課題が残されています。まだ実績も少なく、経済的なことが関係するので困難を伴いますが、このプログラムの中核であるだけに今後、克服されることが期待されます。

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特色GPフォーラムの報告
2007年12月8日に多文化共生をテーマとしたフォーラムを行いました。

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