ホーム > 国際文化学科の紹介
学問とその膨大な蓄積は、限りある時間と空間の中で先人が努力を重ね、人間の自由と、人間を取り巻くさまざまな世界や存在を追求し、深く知ろうとする強い願いのもとに為されてきたものです。こうした蓄積を土台とし、異なる文化、思想、歴史を持つ他者と対話を重ねながら共同作業を行うことの難しさ、その大切さを学ぶことは、国際化の時代にあって大学の重要な責務のひとつとなっています。社会の様々な問題を見極め、解決に向けて選択肢を考え、主体的、かつ実践的に取り組むことによって、知識はひとつの力となります。
他者の自由と権利に最大限の敬意を抱きそれを守ること、多様な文化や思想、歴史に対する深い洞察を重ねた学習の軌跡こそは、しなやかでかつ強靭な知性となって、みなさんに関わる全ての他者に大きな影響を与えることになるでしょう。そのような実践的知性を育成するために、国際文化学科は次の3点を教育目標として掲げています。
教養科目では、人間や社会への理解などを通して、実り豊かな人生を創造していく上で必須の知性と教養を学びます。基礎専門科目は、文化に対する幅広い思考力、判断力を養うとともに、研究調査、プレゼンテーション、言葉による表現能力といったコミュニケーションスキルの向上を目指す科目を多く配置し、少人数教育による実践的指導がおこないます。
専門科目は、「西洋」「アジア」「日本」の三つの文化領域から構成されています。これらの専門科目では、関心のある地域の文化や歴史を中心に、その他の地域の様々な文化的領域を横断的に履修することが可能となっています。
また、中国語・ハングル・スペイン語・インドネシア語・フランス語・ドイツ語・ロシア語の7つの言語とその文化についても学ぶことができます。英語のほかにこれだけの外国語・外国文化を学べる短期大学は他にはありません。そして、数多くの科目を履修し、主体的な学びの集大成として、指導教員のもと、ゼミ形式をとりながら卒業研究を作成します。
実践科目は、社会での実践運用に備え、情報処理、ビジネス実務、検定英語などを学びます。