令和6年度 地域協働研究(ステージⅠ)

岩手らしい高断熱で地域に根差した住宅(岩手型住宅)の普及に向けた情報発信と住教育の展開可能性に関する研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R06-Ⅰ-05

盛岡短期大学部 教授 青笹健
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県
盛岡短期大学部
岩手県県土整備部建築住宅課
岩手県県土整備部建築住宅課
学部1・2年
住宅計画担当課長
主査
学生数名
箱石貴文
廣瀬栄司
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
研究フィールド 岩手県全域 研究協力者 秋田県立大学、県が実施する補助事業の実施事業者および住宅居住者、岩手県中学校教育研究会技術・家庭部門、岩手県内小中学校

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

県は高い断熱性能を有し岩手の地域性を反映した「岩手型住宅」の普及を重要な施策と位置づけ、「岩手らしい住まい」の実現に向けた施策を進めていくこととしている。

岩手らしい住まいの普及には県民の理解が欠かせず、生活習慣も大きく関わることから子ども達への早期の住教育も重要である。しかしながら、断熱性能などは効果効能が伝わりにくいことが大きな課題であり、冬の寒さが厳しい岩手における住生活への理解を深めるために伝えるべき情報と手段を考え直し、展開可能性を検討する。

② 実施方法・取組みの概要

県が実施する新築住宅や既存住宅の省エネ改修への補助事例など、岩手らしい住まいのモデルとなる事例を対象に、特徴の分析と居住者ヒアリングを実施し、優良事例における居住体験による知見を蓄積する。さらに、県内の小中学校においいて、総合学習等の時間を活用して、生徒自らが簡易計測器で自宅の温熱環境を計測する体験を試行する。また、温熱環境の計測データを集約し、対象地域の既存住宅における温熱環境レベルを明らかにする。これらの調査結果を、県民及び事業者に向けた情報発信に活用するほか、実施マニュアルの作成や教育関係者のヒアリングから住教育への展開可能性を把握する。① 解決を目指す課題(何を解決するのか)

県は高い断熱性能を有し岩手の地域性を反映した「岩手型住宅」の普及を重要な施策と位置づけ、「岩手らしい住まい」の実現に向けた施策を進めていくこととしている。

岩手らしい住まいの普及には県民の理解が欠かせず、生活習慣も大きく関わることから子ども達への早期の住教育も重要である。しかしながら、断熱性能などは効果効能が伝わりにくいことが大きな課題であり、冬の寒さが厳しい岩手における住生活への理解を深めるために伝えるべき情報と手段を考え直し、展開可能性を検討する。

② 実施方法・取組みの概要

県が実施する新築住宅や既存住宅の省エネ改修への補助事例など、岩手らしい住まいのモデルとなる事例を対象に、特徴の分析と居住者ヒアリングを実施し、優良事例における居住体験による知見を蓄積する。さらに、県内の小中学校においいて、総合学習等の時間を活用して、生徒自らが簡易計測器で自宅の温熱環境を計測する体験を試行する。また、温熱環境の計測データを集約し、対象地域の既存住宅における温熱環境レベルを明らかにする。これらの調査結果を、県民及び事業者に向けた情報発信に活用するほか、実施マニュアルの作成や教育関係者のヒアリングから住教育への展開可能性を把握する。