令和3年度 地域協働研究(ステージⅡ)

未就学児の親子を対象とする教育福祉の複合的読書支援プログラムの実践

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅱ-05

社会福祉学部 准教授 櫻幸恵
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
北上市立中央図書館 社会福祉学部
社会福祉学部
北上市教育委員会中央図書館
助教
大学院生
館長
下平なをみ
村上那子
児玉康宏
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 10:人や国の不平等をなくそう
研究フィールド 北上市 研究協力者 NPO法人うれし野こども図書室・理事長・髙橋美知子

➀解決を目指す課題(何を解決するのか)
北上市内の保育園児の保護者に対する質問紙調査の結果(ステージⅠ)、子どもの読書習慣形成には、家庭での読み聞かせや図書館利用など親の関わりが大きく影響していた。一方、世帯収入や親の時間のなさ等の環境要因により、家庭の蔵書数や親の関わり、図書館利用頻度には格差がみられた。また、子どもが本好きになってほしいとの回答は全体の9割だが、実際に図書館利用する世帯は3割に過ぎなかった。こうした乳幼児期の本への関わり頻度の差は、教育格差につながる懸念が大きい。公立図書館として、子どもの読書習慣形成支援及び教育機会格差の予防的支援のため、乳幼児と保護者に向け新たな読書支援プログラムを構築し働きかける必要がある。
➁実施方法・取り組みの概要
上記を踏まえ、「北上市立図書館基本的運営方針」の4つの基本方針を柱に、これまで図書館を利用してこなかった層に対し、図書館【社会教育・生涯学習】と子育て支援部署【保健・福祉】が連携し、未就学児の親子に向けた教育福祉の複合的プログラムを構築し実践検証を行う。具体的には1)読書習慣形成支援と子育て支援の複合的プログラム、2)本に親しむためのワンストップサービス、3)図書館貸し切り利用による図書館の利用促進の3点を重点実施し効果検証を行う

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