令和3年度 地域協働研究(ステージⅡ)

小中学校児童生徒のプログラミング的思考の育成へ向けた取組について

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅱ-04

ソフトウェア情報学部 准教授 市川尚
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
滝沢市教育委員会 ソフトウェア情報学部
滝沢市教育委員会
教授
指導主事
堀川三好
小原聡直
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
研究フィールド 滝沢市、県全域 研究協力者 KDDI株式会社(松野理事)、NPO法人エル・コミュニティ(竹部代表)、株式会社jig.jp(福野社長)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
平成29・30年度に公示された新学習指導要領では、小学校からプログラミング教育が導入されている。特に小学校においては初めての導入であり、中学校も小学校の内容を見据えて実施する必要がある。本研究では、教育現場の負荷を抑えつつ教育効果が高いモデルカリキュラムを策定し、地域の小中学校への普及促進に協力する。特に、他地域での先進的な取り組み事例を持つ団体や企業の協力を得てモデルカリキュラムを策定し、滝沢市内の小中学校を対象に実施する。その際、教育効果について効果測定を行うことで有効性を検証し、改善を行いながら県内各地および他地域への横展開を目指す。
② 実施方法・取組みの概要
本研究では小型コンピュータ「IchigoJam」を用いた小学生および中学生向けのプログラミング教育のモデルカリキュラムの策定・展開を行う。小型コンピュータを開発している株式会社jig.jp、鯖江市で小中高校プログラミングを展開しているNPO法人エル・コミュニティおよび地方創生に協力いただいているKDDI株式会社の協力を受け、令和2年度には、滝沢市内のすべての小学校で小学4年生向けの授業を展開した。また,小学校5年生と中学校向けの内容の試行を行った。本研究では、小学4年生の実施を継続するとともに、小学5年生の授業の展開、および小学6年生や中学生向け授業の試行と展開を行う。

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