学生の状況

平成22年度の卒業者及び就職の状況

 平成22年4月当初の求人件数は、景気の先行き不透明感により企業が新規採用に慎重であったことから、前年度比の3割減でした。平成23年3月末時点の総求人件数は年度当初よりやや回復を見せ、前年度比21%の減少となっています。このような不況期にあっても高い就職率を維持するため、キャリア教育支援や就職先の開拓、県内企業との連携促進等に取り組みました。

平成22年度の卒業者の状況

平成23年3月卒業生における数値(単位:人)

学 部 看護学部 社会福祉学部 ソフトウェア
情報学部
総合政策学部 合計
  卒業者 84 102 130 104 420
就職内定者(うち県内) 83(30) 96(51) 78(22) 83(35) 340(138)
就職内定率 98.8% 98.0% 90.7% 87.4% 93.7%
進学者 0 3 40 0 43
その他 1 3 12 21 37
大学院
修了者
看護学研究科 社会福祉学研究科 ソフトウェア
情報学研究科
総合政策学研究科 合計
博士
前期
博士
後期
博士
前期
博士
後期
博士
前期
博士
後期
博士
前期
博士
後期
9 1 10 1 26 2 2 1 52
短 大 盛岡短期大学部 宮古短期大学部  
  卒業者 101 105  
就職内定者(うち県内) 55(35) 60(50)  
就職内定率 88.7% 82.2%  
進学者 30 18  
その他 16 27  

平成22年度卒業者の進路状況

平成23年3月31日現在

(注)端数処理を行っているため、合計値が合わない場合があります
(注)その他は、独立、起業、家事手伝い等、就職・進学希望者以外の者、進路未決定の者、未内定者
(注)「就職率」は就職希望者に対する就職内定者の割合であり、3月31日現在の内定を以て決定しています

過去10年間の就職率の状況

過去5年間の求人の業種別状況

Pick UP コラム 岩手県立大学の就業力育成支援事業:IPU-E(Employability)の実践

 本学の就業力育成支援事業は平成23年度に取組みの2年目を迎え、3つの新規施策が開始されています。「就業力を可視化する取組み(※1)」は、総合政策学部1~3年生の授業で運用が始まっており、就業力評価のシステムとして、他学部への展開を進めていきます。また「学生主体の取組みを支援する事業(※2)」では、総合政策学部の2年生女子が中心となって結成した「復興girls*」の東日本大震災被災地域の支援が大きな注目を浴びており、各メディアへの出演に加え、活動の場も今や全国へと広がっています。
 このほか、本学の応援団として募集してきた企業のネットワーク「就業サポーターズ」が発足し、今後のインターンシップや学内への外部講師の派遣協力などに期待が高まっています。
 就職した学生の満足度、採用した企業満足度、そして就職率と、それぞれの100%達成を目指し、日夜取組みを続けています。

※1 「IPU-Eマップ」の活用。このマップは、学生自らが自分自身の就業力を自己評価するとともに、入学後の目標や計画、成長を計測・評価できる実践的なツールとして開発したもの。
※2 「IPU-Eプロジェクト」支援制度。学生からの発案や提案による地域貢献、企業連携、国際理解などのグループ・プロジェクトを大学として支援する制度。学生主体の実施により、人間力、企画力を高める。