地域活性化

一戸駅と周辺エリアを調査する三好ゼミの学生たち。

 モノやサービスを販売する際に、ターゲットに向けて「売れる仕組み」をつくることを「マーケティング」といいます。それは民間企業だけでなく、行政など公益性の高い組織においても展開することができます。
 このマーケティング論を軸に、IGRいわて銀河鉄道(以下IGR)・青山駅の活性化に取り組んでいるのが、総合政策学部の三好純矢准教授のゼミ生たち。通勤・通学客以外の利用客を増やし、駅周辺エリアを盛り上げていくため、青山駅周辺にある商店街の調査やヒアリングを行い、全国の鉄道会社で行っている成功事例をリサーチしています。
  「考えていた以上に資源が多く、駅と結びつけることで面白いことができるんじゃないかと思います」と話すのは、ゼミ生の角田帆乃香さん(総合政策学部3年)。モノやサービスだけで人を呼ぶのではなく、人と人とのやり取りが重要と考える角田さんは「特に大事にしたいのがプロセス。地域の人と一緒に盛り上げていく仕組みをつくることが真の活性化につながるのではないでしょうか」と強調します。
 IGRの沿線にある一戸駅とその周辺の調査も行い、企画を練っていくのはこれから。どんなアイデアが生まれるのか、学生たちの発想に期待が膨らみます。

国際交流

「水ボラ」に同行したヘイミッシュ・スミス講師と横田佳菜さん。

 震災直後から続いている「水ボラ」は、被災者に水を届ける活動です。2013年から年に1回、他大学の学生を迎えて合宿形式で実施しています。
 昨年の9月にも陸前高田市に出向き、本庄国際奨学財団の外国人奨学生、米国オハイオ大学の学生とともに活動を行いました。
 この活動に参加した学生の一人が、盛岡短期大学部の横田佳菜さん(国際文化学科1年)。英語力を磨くため本学に進学した横田さんは、国際交流も兼ねてボランティアに参加。オハイオ大学の学生をはじめ、様々な国々の学生たちと友好を深めました。
 「岩手では多種多様な人種や異文化に出会う機会が少ないので、交流できる場はとても貴重。一緒に活動する中で、彼らが被災地を理解しようとする姿勢に触れ、色々な考え方や見方を知ることができたのは良い経験でした」と振り返ります。
 英語の他にスペイン語を履修したり、オハイオ大学でのアメリカ研修にも参加し、積極的に学びを広げている横田さん。異文化の人々との交流や海外経験を積み重ねながら、世界で活躍するツアーコンダクターを目指しています。

陸前高田市で行われた「水ボラ」の様子。学生や職員など50名以上が参加した。