ピアいぷ
活動内容を企画する学生たち
ピアカウンセリングという言葉を聞いたことがありますか?ピアとは「仲間」という意味で、仲間に寄り添って不安や悩みを一緒に考え、問題解決を支えていく活動のこと。看護学部の学生サークル「ピアいぷ」も、中高生へのピアカウンセリングを主な目的として、平成15年から活動を続けています。
ここ数年は、中学校や高等学校の依頼を受け、性や恋愛のこと、対人関係のことなど、生徒たちの悩みや関心があることをテーマに活動を行っていましたが、コロナ禍によって昨年は活動を休止。現在は2023年の再開に向けて、ピアカウンセラー講座を受講するなど、カウンセリングの知識やスキルを磨いています。
「中高生にとって大学生は、年齢も近く話しやすい存在。同じ目線に立てる私たちだからこそ、彼らの悩みに共感できたり、一緒に考えることができると思うんです」と話すのは、代表の及川結さん(看護学部2年)。他にも養護教諭を目指す一部のメンバーが、小学校で児童の学習をサポートする活動も行っていますが、相手が誰であっても必要となるのはコミュニケーション力。看護学部の授業や実習での学びを現場で活かせることが、「私たちの強み」だと及川さんは言います。実践の場はもう少し先ですが、メンバーは中高生と活動できる日を楽しみにしています。