令和3年度 地域協働研究(ステージⅠ)

岩手県沿岸地域の建設産業における若年労働力確保のための施策に関する研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅰ-16

社会福祉学部 講師 柴田徹平
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県沿岸広域振興局土木部 岩手大学人文社会科学部
沿岸広域振興局土木部
沿岸広域振興局土木部
教授
副部長
統括主査
杭田俊之
千葉信英
下川憲
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 釜石市、大槌町 研究協力者 岩手県建設業協会釜石支部

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
今後、建設業は、高齢化等により技能労働者が大量に離職することが見込まれ、将来にわたる社会資本の品質確保と適切な機能維持を図るためには、若年労働力を確保することが最重要課題である。沿岸部の建設労働市場は、土木系の高校がなく、建設産業に興味を持つ若い人材が少ないなど、新規入職者の確保が難しい状況にある。こうした中で、岩手県土整備部では人材確保の取り組みを検討し始めているが、どのような政策が有効であるのかは明らかにされていない。
以上のことから、本研究の目的は、岩手県沿岸地域の建設産業における若年労働力確保のためのどのような施策を実施していくことが人材確保に有効なのかを明らかにすることである。
② 実施方法・取組みの概要
本研究の目的は、①沿岸地域の建設企業の人材ニーズおよび労働力確保の取り組みと②高校生の建設産業イメージの調査、を行う事によって、高校生の意識と企業側のニーズおよび取り組みのマッチングポイントの抽出を行い、若年人材確保のためのアクションメニューを提案することである。
これらアンケート調査の実施のための情報収集と政策課題の検討資料としてハローワーク、高校進路指導教員、建設業協会釜石支部調査、個別企業、先進的な取り組みを実施している静岡県建設業協会へヒヤリング調査を実施する。また高校生アンケート調査は、県教育委員会に調査依頼を行い進める。事業主アンケート調査は、建設業協会釜石支部会員企業を対象に行う。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード