令和3年度 地域協働研究(ステージⅠ)

SNS相談の地域版ゲート「こころの相談窓口誘導ボット」を活用した自殺予防のためのゲートキーパー育成のあり方に関する基礎検討

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅰ-13

ソフトウェア情報学部 講師 富澤浩樹
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市保健所保健予防課 社会福祉学部
盛岡市保健所保健予防課
盛岡市保健所保健予防課
盛岡市保健所保健予防課
准教授
副主幹
保健主査
保健主査
川乗賀也
壽真弓
小川文子
小野幸子
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 チャイルドラインいわて、岩手県精神保健福祉センター・岩手県ひきこもり支援センター、岩手県県央保健所、岩手県こころのケアセンター(予定)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
盛岡市の若年層の自殺死亡率は全国平均よりも高く,「若者のこころの健康づくり」など,若年層の自殺者数(自殺死亡率)を減らすための取組が必要である.H29年に実施した「若者ニーズ調査」から,若年層には「相談場所を知らない」,「メンタル問題に対して関心が薄い」傾向が見受けられる.そこで本研究では,悩んでいる人に気づき支援を考えている人,すなわちゲートキーパーに着目し,デジタル時代を見据えた情報提供のあり方を見出す.
② 実施方法・取組みの概要
令和2年よりSNSで運用を開始した「こころの相談窓口誘導ボット」は,悩みを抱えた本人を対象に,相談窓口への誘導に特化した機能を提供している.また,リスティング広告の解析より,男性よりは女性が,若年層だけではなく40~50歳代の働き盛り世代のアクセスが多い傾向が明らかになってきている.ゲートキーパーに対して,悩んでいる人へのかかわりや見守り方とともに,SNSの情報提供のあり方及びSNSを活用した育成の可能性について検証する.また,これまでの取り組みを盛岡広域圏への広げるための足がかりとして,関係機関や関係団体と連携した事業に繋げていけるかについて検討し,研究成果の活用を図る.

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