令和3年度 地域協働研究(ステージⅠ)

学校でのICT活用を促進する産学官連携に関する研究―ICT活用を実践・研究する先生応援プロジェクト -

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅰ-11

ソフトウェア情報学部 准教授 高木正則
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県教育委員会事務局学校調整課 岩手県教育委員会事務局学校調整課
岩手県教育委員会事務局学校調整課
教育次長兼室長
学校企画調整担当課長
髙橋一佳
重浩一郎
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
研究フィールド 県全域 研究協力者 岩手県立総合教育センター・研修部長・吉田竜二郎、ソフトバンク(株)CSR本部・地域CSR1部・参与・鈴木利昭

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
国のGIGAスクール構想を受けてICT学習環境の整備が全国で進んでいるが、国の調査結果では、本県はICT活用指導力に係る研修受講割合が全国最下位であった。また、民間企業等の支援を受けて教職員がICT活用を研究する取組についても本県は全国下位である。
学校でICTを活用できる指導体制を整備するためには、研修の充実に加えてイノベーターとなる「突き抜ける意欲のある教職員」への支援の両輪が重要である。本研究では、本県の学校におけるICT活用に係る現状を調査・整理し、特にICT活用意欲の高い教職員に対する、民間企業の技術や資金の提供、大学の研究成果の地域社会への還元など、産官学連携による教育現場のICT活用の支援のあり方を探るものである。
② 実施方法・取組みの概要
(1) 教職員向けICT活用状況とICTの先進的活用意向調査
岩手県内の教育現場でのICT活用に関する現状や今後のICT活用意欲等に係るアンケート調査を実施し、本県の課題と意欲ある教職員の把握を行う。
(2) 民間企業及び大学向け教育現場におけるICT活用支援意向調査
企業等に対して、教育現場におけるICT活用支援に係るアンケート調査を実施し活用先進地域の要因等を探る。
また、大学への調査では、ICT活用の相談先としてこれまでに教職員からの相談があった内容や大学との連携のきっかけ等を把握し、課題を整理する。
(3) 教職員と民間企業、大学等とのマッチングの試行
ICT活用を検討する教職員を支援する民間企業や大学等とのマッチングを試行する。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード