令和3年度 地域協働研究(ステージⅠ)

公的サービスに依存しない介護予防個別プログラムの構築

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅰ-09

看護学部 講師 渡辺幸枝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
有限会社ホームセンター仙台 看護学部
看護学部
看護学部
看護学部
有限会社ホームセンター仙台
教授
講師
助教
非常勤助手
取締役副社長
千田睦美
小嶋美沙子
鈴木睦
鈴木千春
米内松司
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
研究フィールド 久慈市 研究協力者 介護予防型デイサービス カローレの通所者、認知症対応型デイサービス 暖家の通所者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
岩手県内の中でも県北地域は、広大な面積を有するにもかかわらず介護保険サービスが少ない現状にある。平均寿命が男女共に80歳を超えており、老年期をいかに健康に過ごすのかが地域の大きな課題となっているが、限られた資源を有効に活用し、高齢者自身が介護予防の意識を高く持ち続けるためには、公的サービス以外の利活用が必須である。高齢者自らが選択し取り組む介護予防プログラムとして、地域の特性を踏まえたプロトコルの検討を行う必要がある。
本研究は、地域の特性も踏まえながら県北地域に普及可能な介護予防個別プログラム構築と評価することを目指す。2019年より協働研究に取り組んでいる協働実施施設の利用者を対象として、地域の特性も踏まえた介護予防個別プログラムを構築することを目的とする。
② 実施方法・取組みの概要
1.2019年から継続実施している介護予防個別プログラムを評価・検討し、研究者及び協働実施施設間で共有。
2.研究協力者が住む地域の特性について、研究者及び共同実施施設間で検討。
3.研究協力者に介護予防個別プログラムの自宅での実施頻度、取組み易さ、自主的に継続していける内容だったかについて聴き取りを実施。
4.介護予防の視点から、下肢筋力、歩行力、平衡機能、骨密度、血管年齢、筋肉量の身体機能測定実施。栄養状態について聴き取りを実施。
5.研究協力者自身で継続していく方法について、「地域の特性」「健康意識」の視点から、研究者と協働実施施設間で検討。
6.身体機能変化についてプログラム介入前後の長期継続結果の比較、身体機能と栄養の関連について検討、介護予防への効果、地域の特性を踏まえているかの視点で確認・検討。

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