令和3年度 地域協働研究(ステージⅠ)

外国人市民の医療環境等の整備に向けた取り組みについて

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅰ-07

盛岡短期大学部 教授 石橋敬太郎
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
①奥州市
②奥州市国際交流協会
盛岡短期大学部
盛岡短期大学部
社会福祉学部
看護学部
看護学部
奥州市
奥州市
奥州市
奥州市
准教授
准教授
准教授
准教授
講師
市民活動係長
多文化共生推進員
事務局長
職員
吉原秋
熊本早苗
細越久美子
アンガホッファ司寿子
木地谷裕子
菊地徳行
高橋佐緒里
渡部千春
曽穎
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 10:人や国の不平等をなくそう
研究フィールド 奥州市 研究協力者 岩手県立胆沢病院、奥州市保健所、奥州市総合水沢病院

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
奥州市では、平成27年度から医療機関への医療通訳者派遣制度を実施している。しかし、いまだ医療通訳が制度として確立されていないため、利用者、通訳者、医療機関が手さぐりで実施している状態である。また医師不足にともない、本市に居住する外国人市民が市外の医療機関を受診するケースもある一方、市外に居住する外国人市民が、当市の医療機関を受診するケースもあることから、この医療通訳者派遣制度の仕組みを継続していくためには、広域的に進めていくことが必要不可欠であるが、全県的にその理解が進んでいるとは言い難い。
本研究では医療通訳が内包する課題を明らかにし、持続的なより良い制度とする知見を得ることを目的とする。
②実施方法・取組みの概要
本研究においては、令和2(2020)年度に実施した医療通訳者に対する質問紙調査結果を踏まえて、さらなるインタヴュー調査により詳細な課題やニーズを整理する。また、令和3(2021)年度に医療通訳を利用する外国人市民に対する質問紙調査もしくはインタヴュー調査を通して、奥州市医療通訳者派遣制度の効果の検証を行い、課題を抽出したうえで、個々の課題に対応した対応策を探る。本調査によって、より実効性の高い持続可能な医療通訳者派遣制度を構築する。

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