令和3年度 地域協働研究(ステージⅠ)

大船渡湾の水質汚濁要因の解析と改善に向けた地域における対策の抽出

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R03-Ⅰ-05

総合政策学部 教授 辻盛生
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
沿岸広域振興局保健福祉環境部大船渡保健福祉環境センター 大船渡保健福祉環境センター
大船渡保健福祉環境センター
大船渡保健福祉環境センター
大船渡保健福祉環境センター
主任主査
技官
技官
技官
岩渕勝己
千葉大介
猿川賢
村居勇佑
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 6:安全な水とトイレを世界中に
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 15:陸の豊かさも守ろう
研究フィールド 大船渡市 研究協力者 岩手県環境保健研究センター ・岩渕勝己、大船渡市生活福祉部市民環境課

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
大船渡湾は閉鎖性水域であり、地形的な特性により元々水質が悪化する傾向にあった。震災の津波によって水が入れ替わったことにより、一時期水質改善が見られたものの、その後再び戻りつつある。
このため、市民からは今後の動向への懸念や水質改善への対策の検討を求める声がある。河川および海域の水質については多くの主体が調査を行っているものの、陸域からの流入負荷も含め、震災後の大船渡湾内の水質の現状について整理が必要であり、体系立てた評価が求められている。
② 実施方法・取組みの概要
湾内の水質変動について、震災前も含めてできるだけ過去に遡ってデータを整理し、人口、産業などの土地利用の状況と突合する。
その際、下水道の普及状況等も含め、大船渡湾への陸域からの負荷の流入状況についても河川からの流量、水質に関するデータを元に算出する。なお、水質調査は、様々な主体が行っており、それぞれの結果を統合、横断的に解析することによって状況を一定程度評価できると考える。
その結果から、現在の湾への負荷量を推定する際に不足するデータを抽出し、実地での水質調査も併せて実施することで、より精度の高い負荷量の推定を目指す。

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