令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

リバービューと3次元モデルを活用した河川の多面的管理・活用

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-30

ソフトウェア情報学部 教授 土井章男
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
西和賀淡水漁業協同組合 ソフトウェア情報学部
ソフトウェア情報学部
西和賀淡水漁業協同組合
専任研究員
博士前期課程
組合長
加藤徹
高志毅
佐井守
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 15:陸の豊かさも守ろう
研究フィールド 西和賀町 研究協力者 小林剛(リコージャパン(株))、原田昌大((株)タックエンジニアリング技術部)、榊原健二((株)TOKU PCM)、槻ノ木沢 拓孝((株)TOKU PCM)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
西和賀河町の河川をフィールドとした、多面的活用ができるMAPの作成を目指す。このMAPにより解決したい課題は、下記の6項目である。
■観光振興:岩手の川を実際に見たいと思わせるようなPR
■防災:洪水土砂災害、河畔林の景観整備、河川施設や砂防堆砂量の把握、防災意識啓発
■自然教育:流域の生物、植生、自然(水)の循環等、水中映像
■環境保護:上流域の森林環境や海洋ゴミの発生源となる内陸河川のゴミの分布等の把握、適正な漁場管理
■福祉:身体的に不自由な方や遠隔地の方々のための福祉的平等なバーチャル観光、コロナ対策としてのステイホーム観光
■分野横断的な情報共有:将来的には、河川の様々な地点で発生するイベント・災害・工事等をこのMAPで時系列をもたせて一元的に情報を掲載することも検討
② 実施方法・取組みの概要
Googleストリートビューが道路から周囲の景色を見渡せるように、河川の中からの景色を見ることで、岩手の自然の美しさなどを観光客に伝えられるようなリバービューMAPを作成する。基本的には、2次元のMAP上に360°カメラ画像を配置する。
川の中でも特に特徴的な施設、風景については3次元モデルを作成して、同MAP上に配置する。取組みとして、リコーの360°カメラ、地上レーザースキャナ、ドローンで取得する写真、データ、CG等を駆使して、河川MAPを作成する。本河川MAPは将来的には多面的な活用を想定しているが、本研究期間の中では、河川の狭い範囲において数か所のデータを取得して小規模でもまずは形にすることを目指す。

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