令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

スキーパスのICカード化による中小規模スキー場活性化システムと運用手法の研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-19

ソフトウェア情報学部 准教授 蔡大維
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手高原スノーパーク 岩手高原スノーパーク 副支配人 徳田竜也
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 雫石町 研究協力者 佐々木毅(KR Manufacturing Japan Corp生産技術部・課長)、戸塚吉巳((株)クロスリンクシステムズ・代表取締役)、石川浩((株)ユー・アイ・コミュニケーションズ・代表取締役)

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
近年,スキーパスをICカード化するスキーリゾートは世界のスタンダードになっている。ICカードの利用によって、リフト乗車管理の効率化と省力化だけではなく、リフト乗車と滑走の履歴を用いる新しいサービスも提供できる。更に、SNSなどへの利用でスキー場の利用増が期待できる。一方,震災後の東北の中小規模なスキー場では、スキー人口減や経営難などで、膨大な投資によるICカード化は進めない。知名度の不足で、インバウンドの恩恵を受けられていない。本研究は地方の中小規模スキー場に低コストでICカード化システムと関連サービスを提供し、新しいサービスの提供と管理効率化によるスキー経営の活性化を達成する。
②実施方法・取組みの概要
岩手県立大学ソフトウェア情報学部で開発したユビキタス技術と組み込みシステムの統合実装時術を利用し、低コストでスキーパスのICカード化を実現する。主に、低コストのRFIDリーダー機能を備えるスタンドアロンタイプのスキーパス確認機を開発する。また、ICカードの利用によって、乗車履歴を集計する機能を開発し、スキー客の利用行動パターンと滑走距離など経営改善と来場者満足度向上のような機能を提供する。岩手高原スノーパークは解決したい課題を選出し、県立大学側で対応できる技術とシステムの開発をサポートする。協働研究で、運用可能なシステムと運用手法を開発する。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード