令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

県内中小企業におけるデザイン活用に関するモデルの社会実装とインフラ構築-岩手版(地方版)デザイン経営モデルと支援システムの確立

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-14

総合政策学部 准教授 近藤信一
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
地方独立行政法人岩手県工業技術センター 総合政策学部
(地独)岩手県工業技術センター
講師
産業デザイン部・部長
三好純矢
菊池仁
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 県全域 研究協力者 田中隆充(岩手大学人文社会科学部インダストリアルデザイン研究室・教授)、県内企業2~3社(候補案:(株)東光舎、サンポット(株)、鎌田段ボール工業(株)、(株)大武・ルート工業、セミナーによる公募企業)

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
経済産業省と特許庁は、平成30年5月23日に報告書『「デザイン経営」宣言』を公表した。その中で、企業経営においてデザインを重要な経営資源として活用し、ブランド力とイノベーション力を高めることにより、企業の産業競争力が向上することが提言された。しかし、県内中小企業においてデザインをどのように活用しているかが明らかでないことから、現状を明らかにし、競争力を高めていくこと目的として、平成31年度に地域協働研究(ステージⅠ)を実施した。そこで、県外大企業と県内中小企業に対して実態調査を行い、「岩手版(地方版)デザイン経営モデル」の構築を行った。当該モデルを実用化するにあたり、社会実装研究が必要である。
②実施方法・取組みの概要
本研究では、前年度研究で導出された「岩手版(地方版)デザイン経営モデル」の社会実装に向けて、岩手県工業技術センターにおいて製造事業者が社外デザイナーと協働して自社ブランドの商品を開発するための支援体制を構築し、支援先製造事業者の発掘及び当該製造事業者における商品開発への支援を試みる。
さらに、本研究によって構築する支援体制は、研究終了後に、岩手県工業技術センターが平成31年4月にデザイン支援拠点として設置したデザインラボの活動として実施していくことを目指す。

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