令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

ふるさと環境学習に資するESDプログラムの構築と試行

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-12

総合政策学部 准教授 辻盛生
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
たきざわ環境パートナー会議 総合政策学部
総合政策学部
総合政策学部
たきざわ環境パートナー会議
たきざわ環境パートナー会議
教授
准教授
講師
代表
副代表
渋谷晃太郎
島田直明
鈴木正貴
豊島正幸
齊藤政宏
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 6:安全な水とトイレを世界中に
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 15:陸の豊かさも守ろう
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
研究フィールド 滝沢市 研究協力者 渡辺修二(岩手県立博物館・学芸員)、本城正憲((国研)農研機構東北農業研究センター・主任研究員)、岩手県盛岡広域振興局土木部、滝沢市市民環境部

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
持続可能な開発目標SDGsの基盤となるものは環境であり、その際、持続可能な社会の創り手となる人材の育成が求められる。小学校学習指導要領にESDが位置付けられ、学校教育現場ではESDプログラムの必要性が高まっている。本研究は、これらのニーズに対応するため、学校教育や、地域住民の生涯教育など幅広い分野で活用される「ふるさと環境学習」に資するESDプログラムの構築しようとするものである。プログラムの構築に当たっては、地域の環境を理解し守り育てるために貴重な自然と遊水地開発等の人為の影響に関する多くの知見を有する木賊川・巣子川流域をモデルとするが、岩手県内を中心に広く活用できるものを目指す。
②実施方法・取組みの概要
地域の環境を理解するためには、1)動植物の生息を可能にする土地や自然とその変遷、2)人や外来種が環境や生態系に与える影響、3)残された生物の共生や寄生等の相互関係を含む生態の理解と保全、4)川や樹林を通した生物や物質の移動、といったポイントをわかりやすく伝える必要がある。木賊川遊水地を核とした木賊川・巣子川流域は、これらを理解するための素材が今までの調査結果から明らかになってきている。さらに、既に活動を行っている団体との協働により、現地の環境がおかれる現状を理解し、保全手法が考えられるような環境教育プログラムを作成すると共に、参加者である地域住民や子供たちへの持続可能な開発のための教育を試行する。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード