令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

三陸鉄道における風水害リスク・ファイナンス分析手法の適用可能性検討

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-11

ソフトウェア情報学部 准教授 大堀勝正
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
三陸鉄道株式会社 三陸鉄道(株)
三陸鉄道(株)運行本部旅客営業部
岩手県政策地域部交通政策室
事業本部長兼総務部長
副部長
未定
村上富男
冨手淳
未定
研究区分震災復興 研究分野社会・生活基盤分野
SDGs
  • 1:貧困をなくそう
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 8:働きがいも 経済成長も
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
研究フィールド 沿岸地域 研究協力者 森地茂(政策研究大学院大学・政策研究センター所長)、渡邊法美(高知工科大学・経済マネジメント学群長,マネジメント学部長)、吉田捷治(第三セクター鉄道等協議会・事務局長) 一般財団法人 運輸総合研究所・業務部次長・深作和久

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
三陸地域の通勤・通学・通院・観光等を支える三陸鉄道では、風水害に備えた資金対策に致命的な問題を抱えている。風水害は増加・激化しているため、風水害リスク・ファイナンス(RF)は緊急かつ重要な課題である。経営状況が厳しく資金も乏しい三陸鉄道が風水害RFを実施する場合,発生頻度が比較的高い既往災害規模を想定し,災害特性と財務状況を考慮し,保険や公的補助などの複数の資金調達手段を組合せて比較検討する科学的分析手法が必要である。
②実施方法・取組みの概要
前述の科学的分析手法に資する体系的かつ明確な理論的根拠は,研究代表者である大堀が提案した破産確率モデル以外に見当たらない。そこで本研究では,三陸鉄道の風水害RF実務に破産確率モデルを適用した場合の利用可能性を明らかにするために実績データを分析し、実務面の評価を行い、具体的な利用方法を検討する。

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