令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

障害児と保護者によるお弁当宅配を契機とした地域見守り体制の構築―民間企業による地域共生社会づくりの一環として―

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-08

社会福祉学部 講師 瀧井美緒
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
有限会社まごのて 社会福祉学部
社会福祉学部
(有)まごのて
(有)まごのて
教授
准教授
代表取締役社長
まごっち責任者
齋藤昭彦
佐藤匡仁
久保忍
野崎玲華
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 小川晃子(岩手県立大学・名誉教授)

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
我が国では、高齢化や人口減少が進み、地域・家庭・職場という人々の生活領域における支え合いの基盤が弱まってきている。暮らしにおける人と人とのつながりが弱まる中、これを再構築することで、人生における様々な困難に直面した場合でも、誰もが役割を持ち、お互いが配慮し存在を認め合い、そして時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることができるような「地域共生社会」づくりが求められている。 本研究では、これを背景として、高齢化・人口減少が進展するニュータウンの松園地区において、(有)まごのての見守りサービスを利用する高齢者の見守りを、共生型福祉施設「まごっち」を利用する障害児とその保護者が担うことから関係性を構築し、お互いが存在を認め合い支えあうことで孤立せずにその人らしい生活を送ることができる仕組みをつくることが目的である。
②実施方法・取組みの概要
見守りサービスを受ける高齢者と、障害児放課後ディサービス等を利用する障害児と保護者のつながりづくりを行うためには、保護者ができること(シーズ)や見守りを受けている高齢者の気持ち(ニーズ)にそった関係づくり(アクションリサーチ)が必要であり、(有)まごのての介護や保育の専門職だけでは時間をかえて取り組むことが困難な状況である。そこで、岩手県立大学社会福祉学部の教員との協働により、保護者や高齢者のシーズ・ニーズ把握をし、ワークショップの開催等を通して交流を行いつつ、継続的な配食や見守りの関係構築につなげていくというアクションリサーチを実施する。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード