令和2年度 地域協働研究(ステージⅠ)

産・学・地域連携による「注文を間違えるカフェ(仮称)」運営方策検討調査

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R02-Ⅰ-07

社会福祉学部 准教授 柏葉英美
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
株式会社テムテック研究所
滝沢市認知症の人と家族の会
社会福祉学部
研究・地域連携本部
㈱テムテック研究所
滝沢市認知症の人と家族の会
(公社)認知症の人と家族の会岩手県支部
准教授
特命教授
いわてオープンラボ室長
代表
世話人
菅野道生
小川晃子
成田英樹
櫻野正之
和田與四郎
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
研究フィールド 滝沢市 研究協力者 内出幸美((社団法人認知症の人と家族の会岩手県支部・会長)、紺野敏昭(こんの神経内科・脳神経外科クリニック院長)、佐藤修子(滝沢市地域包括支援センター・センター長)、高橋正俊(滝沢市社会福祉協議会・常務理事)

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
認知症は2025年には700万人を突破し、65歳以上の5人に1人は認知症になるといわれている。認知症になってもすぐに何もできなくなるわけではなく、できることを活かせる生活環境があれば就労も家庭での生活も継続することができる。認知症の完治や予防方法はまだないため、認知症への備えとして、認知症になってもその人らしく生活し続けることができる環境を整備していくこと(まちづくりを含めて)が喫緊の課題となっている。
②実施方法・取組みの概要
滝沢市認知症の人と家族の会では、認知症になっても自分らしく生活できる環境づくりに取り組み、全国的に増えてきた「注文をまちがえる料理店」の開催について検討をしてきた。この度、岩手県立大学地域連携棟に隣接して、㈱テムテック研究所がパン販売とカフェの店舗を開店することになり、そこでの開催について協力を依頼しているところである。
先進事例は一回限りのイベントであるが、今回検討する「注文をまちがえるカフェ」は、定期的で持続可能なものを目指している。また、地域住民や岩手県立大生とも連携をし、産学官市民の連携としての社会実装をめざすものである。本研究は、先進事例調査を踏まえて持続可能な取り組み方法を関係者で検討し、合意を形成していくアクションリサーチである。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード