平成31年度 地域協働研究(ステージⅠ)

原敬の音声再現(原敬100回忌記念事業の一環)

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H31-Ⅰ-16

ソフトウェア情報学部 准教授 槫松理樹
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
原敬100回忌記念事業実行委員会 原敬100回忌記念事業実行委員会 実行委員 山内昭
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容持続可能な地域
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 原敬記念館、盛岡市先人記念館(予定)、岩手県立図書館(予定)、盛岡市立図書館(予定)、岩手県立大学・学生(予定)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
2020年は、第19代内閣総理大臣として活躍した盛岡出身の原敬の100回忌を迎える。平民宰相として岩手県民をはじめ国民に親しまれた原敬の顕彰と法要を行い、後世に意義深く継承するべく、2017年より原敬100回忌記念事業実行委員会を組織し、記念事業の計画、準備を進めている。記念事業の目玉として計画しているのが、原敬の音声再現である。現在、原敬の音声は発見されておらず、原敬の肉声は誰も聞いたことがない。しかし、声優による再現は声優選定の根拠がなく、説得力に欠ける。一方、現在分かっている原敬のデータ(骨格、体格、性格、話し方等)があることから、これらを活用し、コンピュータによる音声再現を目指す。
② 実施方法・取組みの概要
本研究では、原敬の音声再現を、既存の合成音声の声質を変えることで実現を試みる。基本的な考えとしては、合成音声を独自に開発する声質変換ソフトウェアにより変換する。声質変換ソフトウェアでは、骨格(顔写真・正面)の差と声質の差との関係に基づき構築した変換規則によって、声質(音声特徴)を変換する。この変換規則を、複数の人の顔写真と音声データに統計的音質変換と機械学習の手法を適用し、構築する。本研究期間では、本手法の基本設計とプロトタイプシステムの構築を行う。

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