平成31年度 地域協働研究(ステージⅠ)

安比高原シバ草原の持続可能な草原管理方策検討調査

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H31-Ⅰ-14

総合政策学部 教授 渋谷晃太郎
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
安比高原ふるさと倶楽部 安比高原ふるさと倶楽部 事務局長 斎藤文明
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容持続可能な地域
研究フィールド 八幡平市 研究協力者 津田智(岐阜大学)、永幡嘉之(山形大学)、蒔田明史(秋田県立大学)、中村康弘(NPO法人日本チョウ類保全協会事務局長)、阿部文子(MATOWA代表)、岩間敬(遠野馬搬振興会 事務局長)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
八幡平市安比高原のシバ草原は放牧の停止により森林化が急速に進み、草地面積が減少している。安比高原ふるさと倶楽部はこのシバ草原を再生するため刈り払いなどの管理を行ってきているが、全体的な保全管理計画がないまま実施されており、長期的な目標を踏まえた計画的な維持管理を行う必要がある。また、地域の人口減少、高齢化により草原管理の担い手の確保が困難となりつつある。安比草原の維持管理を地元だけに頼っていては近い将来困難になることは明らかであり、人口の多い都市住民や企業の協力を得て持続可能な草原管理を行う必要がありその方策についても早急に検討する必要がある。
② 実施方法・取組みの概要
これまでの研究成果等に基づき以下の事項について調査研究を実施する。 (1)草原管理研究者、地元関係者、地権者等からなるフォーラムを開催し、長期的な保全管理目標、維持管理計画の策定、担い手確保方策の検討 (2)環境教育プログラムの開発・人材育成 ・これまで実施されてきた環境教育プログラムを収集整理、再検討し、新たな環境教育プログラムを開発し、一部を試行する。 ・開発した環境教育プログラムを実施する指導者の育成するための講習会を開催する。 (3)持続的な草原管理のための資金確保方策について先進事例等の調査を行い検討する。

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