平成31年度 地域協働研究(ステージⅠ)

県内中小企業におけるデザイン活用に関する調査研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H31-Ⅰ-08

総合政策学部 准教授 近藤信一
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
地方独立行政法人岩手県工業技術センター 地方独立行政法人岩手県工業技術センター
地方独立行政法人岩手県工業技術センター
部長
上席専門研究員
菊池仁
髙橋正明
研究区分震災復興 研究分野産業経済分野 研究課題の内容持続可能な地域
研究フィールド 県内全域 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
平成28年度に経済産業省が行った調査(第4次産業革命クリエイティブ研究会調査報告書)では、デザインを「ユーザー体験を含む価値創造プロセスという広義のデザイン」と捉えている企業は、「意匠やインターフェイスといった狭義のデザイン」と捉えている企業よりも営業利益の増加率が高く、商品開発を行うにあたっては、必要に応じ外部デザイナー等の人材を活用しながら、経営者を含めた企業全体の活動として行うことが重要としている。しかし、県内中小企業がデザインをどのように捉え、活用しているかは明らかでないことから、現状を明らかにし、地場企業における広義のデザインを意識した商品開発を推進し、競争力を高めていくことを目指す。
② 実施方法・取組みの概要
本調査研究では、県内中小企業においてデザインがどのように認識され、どのように使われているか、また活用効果や活用にあたっての課題等について明らかにする。具体的には、(1)新商品開発はどのような流れ、手法で行われているか。(2)デザインをどのように活用しているか。(3)どのようなデザイン人材を活用しているか(従業員、外部デザイナー等)。(4)経営者と従業員がデザインをどのように認識しているか。 等の調査を行い、企業経営に及ぼすデザイン活用の効果や今後の望ましい方向性について考察を行う。

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