平成31年度 地域協働研究(ステージⅠ)

中学校生徒の学力向上のための各種資源(ツール)と,多様な主体による連携方策に関する研究 ―岩手の中学生の学力向上を目指して―

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H31-Ⅰ-03

高等教育推進センター 准教授 渡部芳栄
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
SoRaStars株式会社 高等教育推進センター
高等教育推進センター
SoRaStars(株)
准教授
准教授
代表取締役
天野哲彦
高瀬和実
山崎智樹
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容持続可能な地域 その他諸課題
研究フィールド 大槌町、釜石市、盛岡市 研究協力者 中目玲(株式会社白ゆり営業本部副部長),黒沼愛子(株式会社白ゆり教育事業部係長),恒川かおり(予定,特定非営利活動法人未来図書館主任コーディネーター),齋藤智明(予定,株式会社エデュケーショナルネットワークコンテンツ事業本部部員),立石慎治(文部科学省国立教育政策研究所研究員),田口昭隆(岩手県PTA連合会会長),岩手県教育委員会(予定),菅野祐太(予定,大槌町教育委員会教育専門官),釜石市教育委員会(予定),加藤勝(盛岡市子ども未来部子ども青少年課副主幹兼企画係長)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
小学校では良い成績を収めている岩手の子どもたちが,中学校になると成績面で振るわなくなっており,高校・大学あるいは生涯続く学びの基礎が,岩手県においては中学校時代までにうまく培われていないという課題がある。合わせて,部活も含めて学校が色々な責任を抱えこんでおり,塾や予備校などの外部機関やICTといった新たな教育方法の活用という点でも課題がある。そこで本研究では,岩手県の現状において様々な課題を抱えている中学校に焦点を当て,①学力向上のための各種資源(ツール)の存在と活用状況を整理すること,②学校及び学校外に存在する多様な主体が連携した学びの連携システムに関する基礎的な調査研究を行うことを目的とする。
② 実施方法・取組みの概要
本研究では大きく「公表資料・データの収集・整理」「アンケート調査の実施」「収集資料・データ等の量的分析・事例研究」という3つの方法を採用する。なお,提案者の山崎氏の問題関心に基づき,①の各種資源としては,「学力調査」「業者テスト」「教材」の3つを,連携主体としては私教育団体を中心に取り扱い,具体的には以下の取り組みを行う。
(1)公表資料・データの収集・整理:①私教育及び私教育団体,②教材・出版社等 (2)アンケート調査の実施:③47都道府県調査,④業者テスト調査 (3)収集資料・データ等の量的研究・事例研究,実装可能な学力向上策の検討 月1回の研究会によって以上の研究の進捗管理を行い,先に述べた本研究の目標達成に向かう。

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