平成30年度 地域協働研究(ステージⅠ)

若年層の悩みに関する意識調査-自殺予防を見据えた取組み-

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H30-Ⅰ-12

社会福祉学部 講師 川乗賀也
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
盛岡市 ソフトウェア情報学部
盛岡市保健所保健予防課
盛岡市保健所保健予防課
講師
副主幹
保健主査
富澤浩樹
石井里美
小川文子
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容安心安全な地域
研究フィールド 盛岡市 研究協力者 チャイルドラインいわて、盛岡市教育委員会、盛岡市自殺対策推進連絡会議

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
我が国の自殺死亡率は,全体的には低下傾向にあるものの,20歳未満は平成10年以降概ね横ばいであり,20歳代や30歳代は他の年代に比べて減少率が低い。また,若年層(30歳代まで:自殺総合対策大綱)の死因に占める自殺の割合は高く,若年層の自殺対策が課題となっている。岩手県においても自殺者数,自殺死亡率とも全国と同様の傾向が見られている。それには必要なときに相談をできる場を若者が理解できてないことが推測できる。そこで若者の相談傾向および手段を把握することで既存の社会資源を効果的に利用できる手段を検討する。
②実施方法・取組みの概要
1:盛岡市内の若者を含めた盛岡市民に対して盛岡市がすでにおこなっている「市民意識調査」と、昨年大学生等を対象に実施した「若者意識調査(現在集計中)」を利用し若者の自殺に対する意識について把握する。
2:対面による相談に抵抗を感じる若者が多いと思われるためSNSを使った相談傾向について、アンケートを実施しこれまでの相談経験を把握する。またSNSはアクセスしないと繋がれないという側面があるため、悩み事があった際に実際の検索したキーワードを分析し、よりSNS相談につながるためのキーワード探索をおこなう。

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