平成29年度 地域協働研究(ステージⅠ)

自転車競技用トレーニングシステムの開発と地域活性化

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H29Ⅰ18

ソフトウェア情報学部 講師 佐藤永欣
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県立紫波総合高校
株式会社テーケィアールマニュファクチャリングジャパン
(株)テーケィアールマニュファクチャリングジャパン
岩手県立紫波総合高校
主事補
教師
佐々木毅
猿舘貢
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容持続可能な地域
研究フィールド 紫波町 研究協力者 (有)ホロニックシステムズ、(株)P&Aテクノロジーズ、(有)フェニックス、紫波町観光商工課、岩手県盛岡広域振興局

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
岩手県立紫波総合高校自転車競技部は平成28年5月岩手県高校総体優勝、同6月東北選手権大会優勝、同10月いわて国体準優勝、更には平成29年2月アジア選手権では中野選手が優勝(アジア1位)となった。同校は次の目標として東京オリンピックへの代表選出とメダル獲得を目指している。しかし国内他県の競合選手も力を付けており、本県でより効果的な支援システムの提供による指導強化が課題となっている。
② 実施方法・取組みの概要
研究代表者は、運動選手のデータ解析を専門としていた。平成29年度にホロニックシステムズ(紫波町)と共同研究を締結し、自転車競技向けの運動センサーを開発した。その結果、紫波総合高校自転車競技部顧問の猿舘教諭から「選手の定量的な分析と適切なアドバイスが可能になった」との評価があった。猿舘顧問からは更に「選手の疲労度を定量的に見極め、大会に合わせた体調のピークが調整出来ないか?」とのニーズがあった。
このニーズに対し、研究代表者は2種類のLED波長の反射と吸収を利用する脈拍センサーの開発に着手していた。脈拍の測定は実現出来ていたが、更にはLED波長で乳酸値測定も可能と思われ、乳酸値も測定可能な「体調センサー」の開発に着手し実用化に取組んできた。ここで開発する体調センサーは乳酸値も測定可能な特定の波長による反射と吸収を利用するものであるが、装着方法が課題となっていた。

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