平成29年度 地域協働研究(ステージⅠ)

重茂半島の海と陸を経由するエコツアー・コースの開発

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H29Ⅰ09

総合政策学部 教授 平塚明
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
野崎産業 野崎産業 代表 野崎拓司
研究区分震災復興 研究分野産業経済分野 研究課題の内容持続可能な地域
研究フィールド 宮古市 研究協力者 特定非営利活動法人AEA、伊達生物調査事務所、三陸ジオパーク推進協議会

解決を目指す課題(何を解決するのか)
共同研究者の一人(野崎)は重茂半島の鵜磯浜や月山山頂を含む土地250haの所有者である。この土地をフィールドとして実施した平成28年度地域協働研究により、地元住民から二人の自然保護ファシリテーター(重茂レンジャー)を産み出した。
課題a: 外部から重茂半島への、自然志向の観光客(エコツーリスト)の流入を増やすために、海・陸のモデルコースを開発する。
課題b: エコツーリストの満足度を高めるために、地域環境資源を発掘し、重茂レンジャーを増やしながら、その活動の場としての鵜磯地域の環境を整える。鵜磯が、地域として自然を重視した活性化を行っているという実績をあげる。
②実施方法・取組みの概要
課題aについて。エコツーリストが移動、滞留する海路・陸路のモデルコースを設定するために、予備的な調査を行なう。とくに舟運について実地に検討する。環境省の「みちのく潮風トレイル」との接続・連係を積極的に試みる。
課題bについて。重茂半島の自然環境資源の調査、掘り起こしを行なう。鵜磯の森林内の自然観察路やビオトープを整備する。ビオトープの中心には、津波による攪乱によって埋土種子から甦り、自然界の復興の象徴として最も相応しい絶滅危惧植物ミズアオイを据え、他との差別化を図る。

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