平成29年度 地域協働研究(ステージⅠ)

市民参加による木賊川遊水地の希少生物緊急保全対策

研究番号 研究代表者 所属 氏名

H29Ⅰ07

総合政策学部 准教授 辻盛生
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
たきざわ環境パートナー会議 たきざわ環境パートナー会議
総合政策学部
総合政策学部
総合政策学部
総合政策学部
総合政策学部
代表
教授
教授
教授
准教授
講師
豊島正幸
金子与止男
平塚明
渋谷晃太郎
島田直明
鈴木正貴
研究区分一般課題 研究分野地域社会 研究課題の内容持続可能な地域
研究フィールド 滝沢市 研究協力者 岩手県盛岡広域振興局土木部 、滝沢市市民環境部環境課、岩手県立博物館、国立研究開発法人農研機構東北農業研究センター

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
木賊川遊水地には、カワシンジュガイ、サクラソウ、タナゴなど多くの希少野生生物が生息・生育しているが、環境変化、外来種の侵入、盗掘等によって減少しており、ミズオオバコなど一部の種は確認することができず絶滅したおそれのあることなどが昨年度の研究により明らかとなった。このため、現存する希少種の緊急保全対策を講ずるとともに、恒久的な保全計画の策定を行う。
② 実施方法・取組みの概要
・市民と県立大学の研究者が協働して、遊水地の造成による改変の影響を最小限に抑える。
1)環境の変化等によって絶滅した可能性がある希少種(ミズオオバコなど)等の探索・調査を継続するとともに埋土種子の発芽実験などを行う。
2)小規模な池と流れを造成し、緊急的な希少種の移植を行う。
3)環境悪化の原因となっている外来種の緊急的な駆除を行うとともに、根絶に向けた駆除計画の策定を行う。
4)恒久的な対策のための保全計画を策定し、ステージⅡでの実装活動につなげる。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード