平成28年度 地域提案型前期

バーチャルリアリティを活用した九戸城跡の可視化に関する研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RR-08

ソフトウェア情報学部 准教授 プリマ・オキ・ディッキ
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
二戸市産業振興部商工観光流通課 ソフトウェア情報学部
二戸市商工観光流通課
二戸市商工観光流通課
二戸市文化財課
講師
副主幹兼観光係長
企画監
主査
伊藤久祥
田山裕之
泉山茂利樹
柴田知二
研究区分一般課題 研究分野地域社会
研究フィールド 二戸市福岡城ノ内 研究協力者

① 解決を目指す課題
九戸城跡は,豊臣秀吉天下統一の最後の合戦場であり,国指定史跡となっている.城跡には,北東北最古とみられる石垣が残っているが,歴史史料をもとに当時の城の様子やその周辺の風景を再現する必要がある.本研究では,九戸城および九戸の戦の様子をCGで再現し,バーチャルリアリティ技術を利用してその様子をモバイル端末で閲覧できるようソフトウェアを開発する.最終的に,本ソフトウェアをモバイル端末の各センサー(GPS,ジャイロ,カメラ)と連動させ,現場を訪問する観光客が手持ちの携帯端末でバーチャルリアリティを体験できるようにし,誘客や来訪者の満足度を高めたい.
② 実施方法・取組みの概要
九戸城の設計図が現存しないことで,研究の初期段階として,九戸城のイメージ図の究明・制作を行う.次に,将来に向けての持続可能なCGコンテンツおよびバーチャルリアリティの総システムを実現するために,コラボレーション型CGコンテンツの制作による作業効率化を試みる.最後に,ユーザエクスペリエンスを重視するソフトウェアの設計を行った後,研究期間内に得られた成果を評価・検証し,実用化に向けての課題等を精査する.

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