平成27年度 地域提案型前期

地域文化資源(漆器問屋史料と漆器業)を核とする地域振興に向けての基礎的研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RN-10

盛岡短期大学部 准教授 三須田善暢
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
八幡平市教育委員会 社会福祉学部
森林総合研究所東北支所
東北活性化研究センター
八幡平市博物館
東北大学大学院経済学研究科
秋田大学教育文化学部
講師
主任研究員
主任研究員
学芸員
教授
准教授
庄司知恵子
林雅秀
高橋正也
外崎理紗
長谷部弘
石沢真貴
研究区分一般課題 研究分野地域社会
研究フィールド 八幡平市 研究協力者 近世文書研究所 代表 工藤利悦、八幡平市博物館 前館長 矢萩昭二、八幡平市商工観光課 地域おこし協力隊員 渡邊 瑠未

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
貴重な地域資源でありながら有効活用されておらず散逸の危機にある八幡平市石神地区の大家(オオヤ)齋藤家文書を整理・解読・分析する。その上で齋藤家の漆器生産の様子を明らかにし、地元漆器業(安比塗)・関連業との連携を図り、齋藤家文書らの文化資源を地域振興の基盤として結びつけることを試みる。
② 実施方法・取組みの概要
史料の散逸を防ぐため写真撮影と目録作成をおこなう。その後、専門家の助力を得て、大福帳その他の文書の解読をすすめていく。年度内に解読しえたものについては紀要等での公表、シンポジウムでの発表等をおこない、齋藤家の漆器生産の状況を明らかにする。そうした成果を踏まえて、これらの文書および現存する漆器等を利用しての、地元漆器業・関連業(安比塗漆器工房、安代漆工技術研究センター、独立した塗師、地元食堂その他)との連携による地域振興事業、具体的には「地場産漆器を利用した郷土料理を味わう会&地域文化について若い塗師らが語る会」(仮)といった工商-美-食-学の連携によるイベントを秋に開催する。

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