平成27年度 教員提案型前期

省エネルギー水質浄化法である伏流式人工湿地ろ過システムの岩手県内での普及のための基礎事例の整備

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RM-01

総合政策学部 准教授 辻盛生
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
東北農業研究センター 主任研究員 加藤邦彦
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
研究フィールド 花巻市等 研究協力者 (有)アグリファイン

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
省エネルギー排水処理システムである人工湿地の処理能力は近年大幅に向上し、活性汚泥法(従来型のエネルギー多投型の廃水処理法)が用いられた濃度においても処理が可能になった。酪農、畜産業が盛んであり、比較的土地面積にも余裕がある岩手県において省エネルギーの排水処理システムを普及させ、岩手県の水環境の改善と事業者の経営改善につなげることを目的とする。
② 実施方法・取組みの概要
花巻市内で平成26年12月に試験的に運用を開始した既存の人工湿地水質浄化施設において、調整不足であったろ材の粒径および湿地へ間欠的に汚水を投入する自動サイフォンを修正する。さらに、定期的な水質調査を実施する。岩手県において普及させるために、既存施設をモデルケースとして調整すると共に、その根拠となる水質データを得、浄化効果の検証を行う。

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