平成27年度 教員提案型前期

山田町における被災信仰石造物調査結果の可視化およびその成果公開に向けての研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RM-02

盛岡短期大学部 教授 松本博明
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
岩手考古学会
東北大学大学院文学研究科
盛岡市教育委員会
盛岡市教育委員会
会員
助教
職員
職員
八木光則
兼平賢治
鳥取玖美
河野聡美
研究区分震災復興 研究分野暮らし分野
研究フィールド 岩手県下閉伊郡山田町全域(山田・大浦・船越・豊間根・大沢他) 研究協力者 川向聖子(山田町教育委員会社会教育課)、川端弘行(山田町文化財審議委員・山田史談会会長)、安田隼人(秋田県小坂町教育委員会)、佐藤由紀夫(岩手大学教授)、大石泰夫(盛岡大学教授)

山田町内に現存する信仰石造物、津波到達碑、海嘯記念碑などの被災状況を悉皆調査し、併せてその歴史的、民俗的背景を聞き取り調査、その成果を映像、データ、文書として総合的に記録、公開公刊することによって先人の教えを後世に向けて伝える基礎資料として残す取り組みである。昨年度蓄積した成果を可視化し、冊子としてまとめて刊行できる状態に完結することを研究の主目的とする。発行する成果物は山田町全世帯と調査保存計画が検討されている陸前高田市をはじめとする沿岸市町村に配布、それによって被災文化財の価値とその現状、活用方法に対し町民、地域全体で考えてもらう契機となるだろう。加えて、当該文化資源が、高台移転、新市街地建設に関わって、心の基盤としてコミュニティ再生の核として機能することが期待されている。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ 研究概要(PDF)ダウンロード