平成26年度 地域提案型前期

岩手県立図書館震災関連資料のデジタル化とその利活用システムに関する基礎研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RJ-10

ソフトウェア情報学部 教授 阿部昭博
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県立図書館 ソフトウェア情報学部
岩手県立図書館
岩手県立図書館
講師
特命課長
指定管理者総務部
富澤浩樹
澤口祐子
安保和徳
研究区分震災復興 研究分野暮らし分野
研究フィールド 岩手県内(岩手県立図書館,沿岸地域) 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
東日本大震災から3年が経過した現在,震災の記憶の風化が懸念されている.岩手県立図書館では平成23年10月より「震災関連資料コーナー」を設置して資料の収集に努め,図書館OPACとポータルサイトを使って資料を管理・運用してきたが,今後に向けて資料の利活用を継続的に促すための包括的な取り組みが必要となってきており,そのシステムを確立することが喫緊の課題となっている.
② 実施方法・取組みの概要
本研究では,岩手県立図書館が収集した震災関連資料(一次資料)の利用活性化を目指し,デジタル化された一次資料および一次資料の利用成果物である二次資料,双方を利活用するシステムを構築する.一次資料利用者が制作した二次資料を新たな利用者が震災資料を理解しようとする際の補助資料になると仮定し,OPACと連携可能なサブシステムとしてのデジタルアーカイブズシステムに取り込み,一次資料とともにそれらを利活用するためのICT環境を試作する.その有用性を検証し,持続可能で効果的な運用モデルを見出すことが目的である.

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