平成26年度 地域提案型前期

家族介護者の本音と求める支援~サービス事業者とのよりよい関係を築くために~

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RJ-07

社会福祉学部 准教授 藤野好美
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
認知症の人と家族の会 岩手県支部 認知症の人と家族の会岩手県支部
認知症の人と家族の会岩手県支部
支部代表
世話人
小野寺彦宏
久喜美知子
研究区分一般課題 研究分野地域社会
研究フィールド 盛岡市、二戸市 研究協力者 社会福祉法人和敬会、二戸市社会福祉協議会

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
「介護」の世界に踏み入れた家族に対して、サービス事業者はどのように接しているのだろうか。家族の力になり得ているのだろうか。認知症の人本人を「人質にとらえている」と言って、なかなかサービス事業者に本音や思いを伝えられないという家族介護者もいる。本研究では、介護サービスを利用している家族介護者の気持ちや悩み、本音を含め、サービス事業者や専門職にどのような思いを持っているのか、どのような支援を求めているのか明らかにする。そして、その結果をサービス事業者や専門職と共有し、サービスの円滑な利用のために、家族介護者とサービス事業者の間のより良い関係構築のための要因を検討する。
② 実施方法・取組みの概要
2つの調査を行う。
1)盛岡市の社会福祉法人和敬会、二戸市社会福祉協議会を通じ、サービスを利用している家族へのアンケート調査を行う。配布数はそれぞれ100世帯を予定している。アンケート調査内容は、サービスを利用する気持ち、専門職やサービス職員の態度、サービスへ望むことといった内容である。このアンケート調査を通じ、家族介護者のサービス事業者への本音や悩み、思いを明らかにする。
2)1)で行ったアンケート結果をふまえ、家族の思いに対してサービス事業者職員はどのように考えるかについて、サービス事業者職員へのフォーカス・グループ・インタビューを行う。