平成26年度 地域提案型前期

北上市における農業中間支援体制の構築について

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RJ-03

高等教育推進センター 准教授 劉文静
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
北上市 北上市農林部農林企画課 農林企画係長 鈴木順
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
研究フィールド 北上市 研究協力者

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
北上市の農業者の多くは経営資源の大部分を生産活動に充てており、販路拡大や6次産業化等の取組に充てる余力が乏しく、収益性の向上を図るのが困難な状況である。市では、平成25年4月に策定した「きたかみ農業ビジョン」の最重点分野の一つに「農業者をサポートする中間支援体制の確立」を掲げ、農業者と多様な事業者等をコーディネートする中間支援体制を整備し、産業間連携の視点から農産物の付加価値向上を目指した支援を行うこととしている。
本研究では、農業者及び事業者等の志向と経済活動の実態を調査するとともに、地域農業を取り巻く経済環境を明らかにすることにより、中間支援体制に求められる機能や組織体制を検討する。
②実施方法・取組みの概要
ア 農業者や加工流通業者からのヒアリングや各種統計資料を基に、生産活動の実態及び意向、農畜産物の系統・系統外流通の状況、地域農畜産物の需要等を調査し、販路拡大や6次産業化など収益性向上の方向性を明らかにする。
イ 農業者が構成する生産組織や農業集落の社会構造とその地域性を明らかにし、中間支援活動のカウンターパートを明らかにする。
ウ 北上市及び地域農業関連団体等の農業支援機能及び組織体制を調査し、中間支援の組織体制の可能性を明らかにする。
エ 上記ア~ウを基に、中間支援体制に求められる機能及び組織体制を明らかにし、「北上市農業中間支援体制検討結果報告書」にまとめる。

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