平成26年度 教員提案型後期

史跡公園「湯舟沢環状列石」の親子参加による植生景観修復と博物館体験の分析

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RK-04

総合政策学部 教授 平塚明
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
滝沢市埋蔵文化財センター 主査 桐生正一
研究区分一般課題 研究分野地域社会
研究フィールド 滝沢市および岩手県 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
県史跡「湯舟沢環状列石」において減少傾向にある「子ども」と「成人」の入館者数を回復させるだけでなく、各入館者の「博物館体験」を深め、それを質的に分析し、評価基準を設けることを第一の課題とする。また、世界遺産暫定候補に関連して重要性が高いにもかかわらず、湯舟沢環状列石の認知度が低い状況を、史跡の植生景観を修復しながら改善し、さらに市となった滝沢市や県の地域ブランドを高めることを第二の課題とする。
② 実施方法・取組みの概要
一般に博物館に興味をもつ人物は、子ども時代に博物館好きの親に連れられて訪れた経験を持っている。そこで、今回は「親子」を単位として分析をおこなう。内容に連続性がある一年間のワークショップを実施しながら、全回通して参加する親子入館者の博物館体験について、詳細なインタビューを繰り返しおこなって分析する。体験の本質と記憶を引き出すために、親子が参加する植生景観調査、採種と移植・修景、ツアーによる景観ウォッチング、ジオラマ作成などを企画し、景観と史跡への知識と関心を深める内容で構成する。

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