平成26年度 教員提案型後期

震災後の釜石市における町内会の変容と課題

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RK-01

総合政策学部 教授 吉野英岐
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
釜石市
釜石市
釜石市
課長
主査
主任
大久保孝信
松井英士
栗澤沙織
研究区分震災復興 研究分野暮らし分野
研究フィールド 釜石市全域 研究協力者

①解決を目指す課題(何を解決するのか)
震災から3年以上が経過し、被災者は仮設住宅から次第に自立再建住宅や災害公営住宅に転居する時期を迎えている。転居に際し、もともと住んでいたコミュニティに戻れるケースもあるが、新しい地域に移るケースでは、新たにコミュニティを形成していく必要性がある。釜石市では地域コミュティに関する調査として数回にわたり震災前に市内の全町内会を対象にしたアンケート形式の実態調査を実施してきた。しかし、震災後は調査を行う機会がもてないまま今日にいたっている。町内会の調査結果は学術的にみても貴重であり、震災前後の町内会の実態を把握することは、今後の復興まちづくりや新しいコミュニティ形成にとっても大きな資料となるので、その実施が必要である。
②実施方法・取組みの概要
市役所が保有する町内会長名簿をもとに、市内の全町内会を対象にしたアンケート形式の実態調査を実施する。調査項目は震災直後の対応と復興への町内会の役割に関する項目を追加し、今日にいたる町内会の活動状況と今後の課題を明らかにする。また重要なインフォーマント(情報提供者)となる町内会長数名への面接調査を実施し、震災後の町内会の実態を正確に把握する。

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