令和8年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

ある自治体における空き家対策の在り方から生む「空き家物語」の展開

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R08-Ⅰ-27

総合政策学部 教授 倉原宗孝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
奥州市 奥州市空家対策室
奥州市空家対策室
奥州市空家対策室
副主幹
上席主任
主任
村上義久
小野寺太樹
千田揚輔
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 11:住み続けられるまちづくりを
研究フィールド 奥州市 研究協力者 一般社団法人岩手県宅地建物取引業協奥州支部長・及川利之、岩手県土地家屋調査士会水沢支部長・佐藤浩康、一般社団法人全国古民家再生協会・会員・干泥和久、会員・那須川幹子、 八重柏真理子

①解決を目指す課題(何を解決するのか)

全国的に問われていることだが、ここ奥州市においても、空き家問題については、空き家が年々増加し近年の大きな課題となっている。きちんと管理された空き家だけでなく管理がなされない空き家も増えることとなり、建物の倒壊など安全上の問題や犯罪者の潜伏場所になるなど防犯上の問題を引き起こしている。また、雑草が生い茂るなど地域の景観を著しく損なうほか、害獣の巣となり周辺の生活環境を悪化させている。

このことは、市としてのイメージが悪化につながる課題として捉えている。しかしこの空き家問題に対しては、財政上法制度上また地域コミュニティとの関係など課題が多い。これは本市に限らず全国的な課題でもある。

 

②実施方法・取組みの概要

奥州市では地域で自ら空き家対策に取組もうとしている地域が出てきている。一つは、空き家を移住者向けに貸し出し、暮らしと地域の良さを知ってもらい移住に繋げるもので、空き家の改修を自分たちで行う教室なども開催している。もう一つは、空き家の管理を地域で行い、費用の一部を市が負担する「空き家管理モデル地区」指定の提案である。これらの取り組みを後押しするため、大学など新視点のフィールドワークや提案による効果の期待がある。その際、空き家を問題対象としてのみ位置づけるのではなく「物語づくり」の素材としながら、地域関係者の関心を各種活動の中で高めつつ、その動きの中で独自の空き家対策のカギとモデルを見出す。