令和8年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

古文書解読による文化財保全と継承―大船渡市三陸町綾里千田家の古文書を通して―

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R08-Ⅰ-26

宮古短期大学部 講師 雲然祥子
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
岩手県立博物館 東北学院大学
中部大学
富山大学
聖心女子大学
岩手県立博物館
岩手県立博物館
岩手県立博物館
岩手県立博物館
岩手県立博物館
教授
教授
准教授
講師
専門学芸調査員
専門学芸員
専門学芸調査員
専門学芸調査員
ボランティアスタッフ
齋藤善之
篠宮雄二
中村只吾
芹口真結子
工藤健
大銧地駿佑
久保賢治
目時和哉
竹林夏海
研究区分防災復興 研究分野防災
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 13:気候変動に具体的な対策を
研究フィールド 大船渡市、陸前高田市、住田町、盛岡市 研究協力者 千田家文書研究会、岩手古文書学会、東北大学災害科学国際研究所、大船渡市教育委員会事務局

①解決を目指す課題(何を解決するのか)

県内の旧家には古文書を中心とした文化財が保管されているが、これらは度重なる災害や後継者不足によって、その保管や次世代への継承が困難になりつつある。岩手県立博物館では、これまで文化財の防災や保全のため、旧家での保管が難しくなった古文書受贈を進めてきた。しかし寄贈された古文書の調査研究と外部への公開は不十分で、その活用や自治体による文化財指定等の保護につなげられていない。その原因は、調査研究、特に古文書の解読に携わる人材が不足しており、公開のために必要な資料目録の作成が進んでいないことにある。これは博物館単独での克服が難しく、組織の枠を超えて多くの人が協働する新たな枠組みの構築が課題である。

 

②実施方法・取組みの概要

上述の問題・課題意識から、本研究では令和7年度に岩手県立博物館に寄贈された大船渡市三陸町綾里の旧家・千田家の約36,000点の古文書(千田家文書)を対象として、その内容をまとめた目録の作成とその調査研究の成果を公開する岩手県立博物館の特別展示開催を目標とする。その目標を達成するために、千田家文書の目録作成、同家文書の調査研究、同家の現地調査、同家文書の整理、同家と関わりのある旧家の文化財調査、特別展示の企画運営に取り組む。そこでは研究代表者の専門的知見、県立大学の人的ネットワークを活用して、特に古文書の解読に携わる人材と機会を確保する。