平成26年度 教員提案型前期

大船渡市越喜来泊地区における衰退海岸林の回復

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RI-04

総合政策学部 准教授 島田直明
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
森と緑の研究所 研究代表 村井宏
研究区分震災復興 研究分野社会・生活基盤分野
研究フィールド 大船渡市越喜来泊地区 研究協力者 大船渡市農林振興センター 森林保全課(予定)

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
岩手県内の海岸林の多くは津波によって土壌ごと浸食される壊滅的な被害を受けた.一方で,久慈市大湊地区や大船渡市泊地区のように,林分の一部や土壌が残存している林分もわずかではあるが確認された.さまざまな重要な機能を持つ海岸林を復元する際,それぞれの被災林分ごとの状況に合わせ,植生回復の方法を検討する必要がある.そこで,林分の一部が残存している大船渡市泊地区において,できるだけ速やかに,かつ低コストで海辺の森を再生するために,植栽や刈り払いなどを行い,防潮林の回復・再生の礎を構築する.
② 実施方法・取組みの概要
大船渡市泊地区では研究参加メンバーによって,すでに残存木の毎木調査や植生・土壌など海岸林再生に必要な調査がなされ,再生案について提案されている.ここでは,その案に沿って,区域を設定し,残存高木の保全,樹木の植栽,刈り払いによる天然更新作業などを行う.これら樹木の成長調査し,回復・再生過程をモニタリングし,結果を次年度へフィードバックする.

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