平成26年度 教員提案型前期

山田町における被災信仰石造物の現況調査とその可視化および成果活用に関する基礎的研究

研究番号 研究代表者 所属 氏名

RI-03

盛岡短期大学部 教授 松本博明
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
教員提案型の場合
提案団体はありません
岩手考古学会
東北大学文学部
盛岡市教育委員会
盛岡市教育委員会
会員
助教
文化財調査員
文化財調査員
八木光則
兼平賢治
河野聡美
鳥取玖美
研究区分震災復興 研究分野暮らし分野
研究フィールド 岩手県下閉伊郡山田町全域 研究協力者 川向聖子(山田町教育委員会社会教育課)、川端弘行(山田町文化財審議委員・山田史談会会長)、安田隼人(秋田県小坂町教育委員会)、佐藤由紀夫(岩手大学教授)、大石泰夫(盛岡大学教授)

山田町内に現存する信仰石造物、津波到達碑、海嘯記念碑などの被災状況を悉皆調査し、併せてその歴史的、民俗的背景を聞き取り調査、その成果を映像、データ、文書として総合的に記録、先人の教えを後世に向けて伝える基礎資料として残す。(成果物の刊行は山田町教育委員会が、別途復興支援予算で発行する予定。)
具体的には、現在未調査の被災文化財を継続調査するとともに、調査結果をすべて整理、分析、トレースして可視化する。その成果をまとめ、冊子として刊行する。加えて、信仰石造物の地域コミュニティにおける民俗的、歴史的機能についての調査研究を進め、当該文化資源のコミュニティ再生に関わる課題を抽出する。合わせて、発行した成果物を全世帯に配布し、また報告会を開催して、被災文化財の価値とその現状、機能、活用方法に対する理解を深め、その活用について町民全体で考えてもらうきっかけを作る。

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ