令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ育成型)

花巻市笹間地区の課題と今後の取り組みについて

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-N-10

総合政策学部 教授 山本健
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
花巻市笹間地区コミュニティ会議 花巻市笹間地区コミュニティ会議
花巻市笹間地区コミュニティ会議
会長
総務企画部
伊藤晴二
佐藤利雄
研究区分一般課題 研究分野地域マネジメント
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
研究フィールド 花巻市 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 花巻市では増大・多様化する公共サービスを平成 19 年度より振興センターを拠点 とするコミュニティ会議との地域協働によって対応を図っている。市内に 27 あるコ ミュニティのうちの一つである笹間地区ではこのとき住民アンケートを実施して、そ れをもとに地区計画を立てたが、15 年を経過して地区の状況も大きく変わった現在、 あらためて住民アンケートを行い地区計画の改定を行うことに決定した。

② 実施方法・取組みの概要
 平成 20 年度に策定された笹間地区計画においては、アンケートの集計結果をもと に「産業振興」「住みやすい環境」「医療・福祉」「人づくり」の 4 項目について住民 に素案を示して約1年間にわたり検討会議やワークショップを重ねて計画書を完成さ せた。これをもとに交付金を申請して個別の取組の実現に結び付けた。しかし 15 年 前の策定時に計画書を執筆した市職員も退職してしまって改定に当たって必要なノ ウハウが伝承されていないという課題に直面している。 そこで、6 月までに研究代表者よりアンケート調査を集計して分析した結果をいか に地域計画の策定に反映させていくのかについて講演を行い、笹間地区の現状につい て共有した情報を踏まえて新たな質問項目の検討を実施した上で調査票を完成させ る。7 月から 8 月にかけて実際にアンケート調査を実施して逐次集計を行う。集計し た結果を項目ごとに順次コミュニティ会議において検討を行い、平成 20 年度におけ る当地に加え、近年における他地域における事例を加えて紹介を行った上で次期の地 区計画策定にあたっての方向性を議論する。