令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

介護予防の意識向上を目指した個別プログラムの構築

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-26

看護学部 准教授 馬林幸枝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
有限会社ホームセンター仙台 看護学部
看護学部
看護学部
㈲ホームセンター仙台
教授
准教授
助教
取締役社長
千田睦美
小嶋美沙子
鈴木睦
米内松司
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
研究フィールド 久慈市 研究協力者 機能訓練型デイサービスカローレの利用者,認知症対応型デイサービス暖家の利用者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 岩手県内の中でも県北地域は,介護保険サービスが少なく,平均寿命が男女共に81歳を超えており,老年期をいかに健康に過ごすのかが地域の大きな課題となっている.また,行政のスリム化に伴い,介護保険サービスは民間委託へと移行している.介護保険サービス利用開始にはには,ケアマネジャーを経由する必要して利用開始することが主流となっている.しかし,利用者支援基本情報がケアマネジャーの所属施設で異なっていることである.ため,提供される情報が施設ごとに異なっており,利用高齢者を受け入れたサービス側で高齢者理解が十分できず,サービス職員からは困難の声も聞かれている.資源を有効に活用し,高齢者自身が介護予防の意識を高く持ち続けるためには,高齢者の特性を十分理解したうえで自主性と主体性を支え,継続可能なプロトコルの検討を行う必要がある.
 本研究目的は,第一歩として,久慈地域への普及を目指し図る個別プログラムの構築である.

② 実施方法・取組みの概要
 1.令和4年の聞き取り調査結果を基に,令和6年に作成した個別プログラム提案前に必要となる対象者の背景を理解するための聞き取りシート案(以下,個別背景シート案)を組み込んだ個別運動プログラムについて検討し,個別プログラム案を作成する.
 2.個別プログラム案を研究協力者に実施し,研究協力者へ6か月後に身体機能測定と研究協力者と職員へ研究協力者と研究協力施設の職員へ聞き取り調査にて個別プログラム案の評価を行う.
 3.実施評価結果を基に,個別プログラム案内容を研究メンバーと共同研究者間で検討を行い,修正版個別プログラムを完成させる.
 4.久慈地域への普及方法について研究メンバー,研究協働メンバー間で検討する.

研究成果報告書岩手県立大学機関リポジトリへ