令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

インバウンドに対応した展示ガイドシステムの開発

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-21

宮古短期大学部 准教授 昇高茂樹
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
宮古市崎山貝塚縄文の森ミュージアム 宮古短期大学部
宮古短期大学部
宮古市縄文の森ミュージアム
教授
講師
学芸員
大志田憲
菊池護
菊池駿貴
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 4:質の高い教育をみんなに
研究フィールド 宮古市 研究協力者

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 博物館や資料館では、資料の収集・保管・調査研究・展示・教育普及などを行う事で、歴史や科学、芸術などの分野における知識を人々に提供するといった役割を果たしている。特に資料の展示では来館者に情報を伝える重要な手段であるが、従来の方法では日本語以外の言語での情報伝達が不足しており、特に多言語を意識した外国人観光客向けのガイドシステムの開発が必要となっている。また、従来の来館者の動向は入館と退館時刻を記録する程度の情報しかなく、どの展示に多くの時間を費やしたなどの展示情報の「可視化」をすることで、満足度が高く効果的な展示を行うため分析が可能となる。

② 実施方法・取組みの概要
 インバウンドに対応したガイドシステムを構築するために、以下の取り組みを実施し、システム構築を図る。
・他の博物館等で実施されているガイドシステムの調査・分析を実施し、効果的なポイントや課題を分析する。
・展示物の周辺情報を利用することで展示物に対応したガイドシステムのプロトタイプを構築する。
・展示室内情報ネットワークを構築することで、ガイドシステムの利用状況取得を行い、館内の利用状況の可視化を図る。
・プロトタイプで得られた知見を活かしインバウンドに対応したガイドシステムを構築する。