令和7年度 地域協働研究(ステージⅠ本格型)

水沢駅周辺における奥州の顔としての空間と活動の創出に向けた実践研究-世代や各地を結び開かれるウォーカブル空間づくりに向けて-

研究番号 研究代表者 所属 氏名

R07-Ⅰ-17

総合政策学部 教授 倉原宗孝
共同研究者(提案団体名) 他の構成メンバー 所属 氏名
奥州市 奥州市都市計画課
奥州市都市計画課
係長
上席主任技師
及川誉士夫
村上幸雄
研究区分一般課題 研究分野地域社会
SDGs
  • 9:産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
研究フィールド 奥州市 研究協力者 奥州商工会議所・地域振興部長・及川智英、奥州市子ども会育成連合会・岡本世子、奥州市観光物産協会・専務理事・小岩敬一、奥州青年会議所、水沢駅通り商店振興組合ほか

① 解決を目指す課題(何を解決するのか)
 水沢駅周辺は、奥州市域全体の活力を牽引する中心的な都市拠点の賑わいを喪失した。同様の状況は今日の全国的な課題でもある。
 奥州市では今後、エリア全体の価値向上を図る「まちなかウォーカブル事業」を進め、居心地が良く、歩きたくなる空間づくりを行い、日常的に人が集う空間を創出し商店街の魅力を向上させ、「歩いて暮らせる」生活利便性が高い中心都市拠点としての賑わいを取り戻すことが喫緊の課題である。そのもと各関係者と検討や活動を重ねた中で具体の第一歩として本研究が提起された。
 ここには駅周辺のハード整備に留まらず、事業を動機・基盤とし市内外の各世代(人)、市内各地域(空間)を効果的に編んでいく事を目指している。

② 実施方法・取組みの概要
 令和10年度の社会実験に向けて、ここでは水沢駅周辺の特性にあった「まちなかウォーカブル事業」の実施に向けて、奥州市は社会実験を行いながら、商店事業主や起業を検討している方の関心を集め、商店事業主等とともに事業の具現化を検討する予定としている。特に、各世代(特に青少年)を繋ぐこと、また当市にある時代を超えた各資源(歴史・文化・施設等)の今日的な活用に着目する。その際、商店街事業主(店主が持つ意識と力)と大学生(若者をはじめ世代を繋ぐ)の視点・立場などを効果的に仕掛ける取り組みを展開していく。